紫南宮

歴史ある竹山の紫南宮には百年以上の歴史をもつ石の香炉と石頭公があります。廟の規模は大きくありませんが、非常に御利益があると言われています。そのため、全国各地からお参りやお礼参りに訪れる人が日々絶えません。特に春節の時期や週末はより多くの人で賑わいます。

紫南宮は「発財金」が借りられることで有名で、とても御利益があると言われています。土地公に借りたお金で事業を興し、成功すると翌年にお金を返すことが習慣となりました。この評判が広まって全国各地からの参拝客が増えたため、紫南宮では管理委員会を発足させて管理を始めました。多くの人々は「福徳金」を求め、土地公に願をかけてから「ポエ」によってお伺いを立て、土地公の承諾を得たのち、紫南宮の受付にて「福徳金」を受け取って元手とします（上限は600元）。そして1年後に紫南宮でお金を返し、お礼参りをします。



紫南宮は毎年100万人を超える信者や旅行客が訪れます。旅行客へ七つ星級のサービスを提供するため、紫南宮は約4千万元を投じて、全国初、筍をかたどった「金の筍」トイレを設置しました。この土地ならでは文化の特色を生かしたユニークさが、台湾人や外国人旅行客の心に思い出として残ることでしょう。